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     サンタバーバラ(Santa Barbara) :  カリフォルニア州にある小さな町でリゾート地として有名。 ロスからは車で2時間ほどのところ。
   サンタバーバラは、他の地域に比べると地価も高く、まさに「金持ちの街」です。
     こう言うとあまり良いイメージがわかないかもしれませんが、通りを風のように走り抜けていくスタイリッシュな高級車の台数を数えてみれば、
     その言葉の意味をかみしめることになるでしょう。
     ただ、この楽園に住む豊かな彼らは非常にラフな格好をしていることがほとんどで、Tシャツに短パン、ビーチサンダルでポルシェのオープン
     カーから降りてくるおじさまもめずらしくはありません。(大体がStarbucksに直行ですが・・・)
      スーツ姿の人なんて、ダウンタウンでは銀行でしか見られない貴重な存在です。
普段は鉄の門を硬く閉ざし鉄格子に覆われたそこは、ひどく閉鎖的で、結構近寄りがたい雰囲気さえ感じられます。
昼の強い日差しの中、どこかミスマッチな薄暗さを出す街角で・・・

一見ギリシャ風のシンプルな建物ですが、白い壁にさびた鉄の看板と言う組み合わせが日本にない殺伐とした新鮮さを感じさせます。
アテネの神殿にありそうなデザインの柱や上の方にあるうず状の飾りは、アメリカらしい大胆な遊び心なのでしょうか。
パラペット(壁の上部を指す)に注目してみると、右端を持ち上げてシンメトリー(左右対称)をあえて崩しています。これがシンプルな建物の形にアクセントを与えているので平凡で退屈なデザインにならないのです。
これは、日本人にはなかなか生み出せない発想なのではないでしょうか。

ここは、ダウンタウンのメインストリート・・・から少し海側にあるイタリアンレストラン。
だいたい開店時間は昼頃から夜にかけて。
開放的な気分を味わうなら表のテラスに、しっとりと落ち着いて食事を楽しみたいなら、照明が少し控えめな店内に座るのをお勧めします。
服を買いたいなら、ダウンタウンからパセオ・ヌエボという通りに入ってください。GAP,BANANA REPUBLIC、bebe・・・有名ブランドを手にすることができます。
でも、もし日本にはないアメリカンスタイルに染まりたいなら、wet seal や通り沿いのselect shop。そしてここに足を運んでみるのもいいかもしれません。
入り口のアーチと曲線のゲートが織り成す無秩序な組み合わせ。商業施設では良く使われる手法ですが、テントと屋上のバルコニーがありきたりな感じを払拭しています。
NORDSTROMは、3階建てのデパート・・・と言うには小さすぎますが、服、靴、バックなど・・・なかなか奇抜で斬新なデザインの商品を置いています。
実は、たまに日本の芸能人を見かける隠れスポット。
でも、つかの間の休息に来た彼らをそっとしておくのは暗黙の了解。
そう・・・ここはAmerican Dreamを手中に収めた者たちが、堅苦しい生活から安らぎを求めてたどり着いた楽園。
今日は、日本にはない「豊かさの中にある気取らないおおらかさ」を、探してはみませんか?